修学院の住宅
細長い敷地を奥に進むと中庭と一体の玄関があり奥に深い庭 が一体となったLDKの空間へと続く。敷地の三方を囲む山を背景にしており 庭を斜めに横断する木製の窓を全開にすると塀に囲われた庭とリビングが 一体となり空気を共有する空間となる。リビングはダイニングキッチンから少し床高を上げて視線が変わらないようにしている。さらに奥には上方から光が降り注ぐ 吹抜の空間になっている。
木の梁が出ている空間にしたいとの要望を踏まえて梁をあらわしにし木を多く取り込んだ家にしている。柱が出る所は丸太にしている。窓もLDKだけ木製にしている。小さなお子さんが3人おられるので子供室は最初は一室にしておき、段階的に部屋として区切ったりロフトを設けたりする予定である。
「雰囲気はすごくかっこいい」と言っていただけました。「夏は風が通って爽やかで冬もパネルヒーターが暖かく過ごしやすい」とのことでした。
一番奥が吹抜になっており上部から光がそそぐ。そこにはピアノが置かれ庭の一角にある爽やか で静謐な小さな礼拝堂のようでもある。
ダイニングテーブルとベンチ。この家用に作りました。照明は小さなペンダント照明を3つ並べてみました。ベンチの下にもパネルヒーターがあって冬は暖かい。
中庭にエントランスがあり、中が見えないように工夫しながらエントランスと中庭が一体となるように玄関を木製ガラス框戸にしている
2階から吹抜を見る。
子供室。後でロフトが作れるように天井を高くしている。バルコニーに面していて山が見える。
2階の吹抜の窓と屋上の窓。屋上にははしごで登る。屋上からは近くの山に囲まれてるのが眺められる。
丸いモザイクタイルの浴室。洗面脱衣室とはガラスで仕切っており広く感じるようにしている。
山側の外観。リビングのところだけ木製窓にしている。細長い黒い壁のような建物である。